保険診療
頭から足の先まで目で見える皮膚に関する症状は皮膚科で診療致します。皮膚以外にも髪、爪などの付属器も皮膚科で扱います。
皮膚の病気は、年齢問わず誰でもかかることのある身近なものです。そのうち治るだろうと放置したり、市販薬を試したが改善がみられなかったものなどありませんか?
誰もが安心できるような診療を心がけますので、気軽に相談して下さい。
また、皮膚科を受診する患者様は、皮膚がかゆい、あるいはかぶれた、虫に刺された、肌に赤いブツブツができた、日焼けが痛いなどの皮膚症状を訴えて来院されることが多いです。ただ皮膚は全身を映す鏡とも言われ、内臓に何らかの病気がみられるなどすることにより、皮膚症状が現れることもあります。このようなことから診察の結果、入院加療が必要、高度な医療機器による検査や治療が必要という場合は、適正な医療機関(総合病院 等)を紹介いたします。
皮膚科で対応する、主な皮膚の症状、疾患
かぶれ
かぶれは原因とされる物質に触れた位置に一致してかゆみを伴う赤いブツブツや水疱が皮膚に生じます。原因は、植物(漆、サクラソウ、銀杏など)、化粧品、湿布など触れたものが考えられます。ステロイド外用剤や抗ヒスタミン薬の内服で加療します。
じんましん
かゆみを伴う赤いふくらみ(膨疹)が現れますが、24時間以内に消えることが多いです。これを繰り返すのがじんましんの特徴です。
じんましんは食物、薬剤、昆虫の毒、物理的刺激等といったアレルギーの原因がはっきり特定できる場合もありますが、患者様の7割程度が原因不明の特発性じんましんと言われています。さらに、これが急性じんましんと慢性じんましんに分けられますが、前者は発症から6週間以内に症状が治まるケース、後者は発症から6週間以上経過しても症状が続くケースのことを言います。主に抗アレルギー剤の内服で加療します。
また、39種類を一度に調べられるアレルギー検査も行っております。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎を発症すると、かゆみの強い湿疹が全身にみられるようになり、ブツブツした赤みが生じたり、黒ずんでカサカサするなど様々な症状が起きます。良くなったり悪くなったりを繰り返し、かゆみに我慢できず、強く掻いてしまうと皮膚症状は悪化し、とびひを発症してしまうこともあります。
アトピー性皮膚炎は、年齢によって発症部位は多少異なります。乳児期は頭や顔を中心として全身に広がります。幼児期~小学生になると首回りや肘、膝の屈曲部などで多くみられます。
これまで思春期の頃までには治まる病気と考えられていましたが、最近で成人後に発症することも見受けられることから、何らかの環境的な要因が影響しているのではないかとも考えられています。
発症の原因については現時点では解明されていません。患者様本人が、アレルギー疾患にかかりやすい体質であること、家族にアレルギー症状のある方がいるという場合は発症しやすくなると言われています。何よりも幼少時からの保湿が大切になります。
ニキビ
ニキビは身近な疾患ですが、思春期ニキビ、大人ニキビなど年代、症状もさまざまです。原因は皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まり、これによりニキビ菌の増殖が症状を悪化させます。大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れ、生活環境の変化、睡眠不足などさまざまな要因が重なり治りにくいのが特徴です。
治療は、外用薬、内服薬(ビタミン剤、抗生剤など)を組み合わせて行います。
ニキビに触る、潰すなどをして悪化させ跡を残す前に適切な治療を行うことが大切です。
いぼ
いぼは、尋常性疣贅が正式名称でヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)による感染症です。指は足の裏の多く見られ、最初は平らで小さくても徐々に盛り上がり拡大していきます。 治療は、基本的に1、2週おきに液体窒素による冷凍凝固処置を行い、改善するまで通院が必要になります。
うおのめ・たこ
物理的な刺激により足底で発生しやすいのが、うおのめとたこです。どちらも角層が肥厚化し、うおのめの場合は真皮の方に向かって肥厚化していきます。見た目が魚や鶏の目に似ていることから、うおのめ・鶏眼と呼ばれています。
たこは、表皮の方向に厚くなっていくため痛みはありませんが、発生部位の感覚が鈍くなったり、靴の中に違和感が起こるなどがあります。手の指にできるペンだこや正座によって足首の甲に生じる座りだこがあります。
治療は、肥厚化した角層を取り除いていきます。スピール膏や角質を軟化させる外用剤を併用することもあります。
巻き爪
主に足の指の爪の両端が巻かれた状態を巻き爪と呼びます。この巻き爪が食い込むなどして炎症や肉芽の形成などが生じる状態を陥入爪と言います。重篤な場合は細菌が侵入して発生する感染症が起きるほか、強く痛みがでます。
発症の原因としては、スポーツによって足の爪に負荷が強くかかる、靴からの圧迫を受け続けている、深爪、開帳足や外反母趾などのほか、爪白癬が原因になることもあります。
治療は、炎症症状に対して抗菌薬の内服、外用を行います。巻き爪に対してはテーピング指導なども併せて行います。
帯状疱疹
帯状疱疹は水ぼうそうに罹患したことがある方にみられる病気で、水痘帯状疱疹ウイルスが原因の感染症です。一度治ったとしても同ウイルスは神経節に潜伏し続け、加齢やストレスなどで免疫力が低下すると水痘帯状疱疹ウイルスは活性化します。そして、左右どちらか片側の部位の神経支配領域に沿って痛みや感覚障害などが生じ、さらに帯状の赤いぶつぶつ(発疹)がみられ、さらに水疱やかさぶたに変化していきます。
帯状疱疹は、早期に皮膚科を受診し治療開始することが何よりも大切で、これにより帯状疱疹後神経痛の発症頻度を少なくすることができると言われています。
主に50歳以上の方を対象とした帯状疱疹ワクチンもご案内できます。
帯状疱疹ワクチンについてはこちらをご覧ください。
水虫
足裏や足の指の間、かかとなどに白癬菌が感染し、発症している状態を水虫と言います。水虫の感染経路については、履物の共用や足ふきマット等があり、感染までには24時間程度かかるとされています。また、主に趾間型、小水疱型、角質増殖型の3つのタイプに分類されます。
趾間型は、足の指の間に紅斑や水疱がみられ、患部の皮が剥け、かゆみを伴います。小水疱型は、土踏まず、足の側縁側、足の指の付け根付近などに小さい水疱や膿疱がみられ、かゆみを伴います。また水疱が破れると患部の皮膚は乾燥してカサカサとなり、皮が剥けてしまうようになります。また角質増殖型は、足の裏全体が角質化した状態で皮が剥け、皮膚がカサカサすることもあります。かゆみや痛みなどの自覚症状はありませんが、かかとに亀裂が入ると痛みが出ることもあります。家族内で感染源になる可能性もあるため症状が現れた際は皮膚科受診を勧めます。
爪白癬(爪水虫)
手や足の爪に白癬菌が感染して発症する皮膚疾患で、大半は足白癬(水虫)の感染がきっかけとなっています。
主な症状としては、爪の色が白や黄色に濁る、爪の変形肥厚化などがあります。かゆみなどの自覚症状が現れることは、ほとんどありませんが、症状が進行すると爪変形による痛みや歩行障害をきたす場合がある為治療することをお勧めします。治療には抗真菌薬の外用や内服薬を使用します。いずれも爪の生え変わりに6半年から1年程度かかる為、治療開始から治癒までに半年から1年、あるいはそれ以上の期間を要します。
多汗症
全身に汗が増加する全身性多汗症と、体の一部(特に手のひら、足の裏や脇)に限局して日常生活が困るほど汗が出る局所多汗症があります。皮膚科では主に局所多汗症の診療を行っております。治療は、手のひら、脇に関しては保険適応の外用薬を処方します。
皮膚そう痒症
皮膚にこれといった異常がないのにも関わらず、かゆみ等の症状がある状態を皮膚そう痒症と呼びます。このかゆみに耐えきれずに強く掻破などすると、皮膚症状を悪化させることもあります。保湿をメインに症状に合わせてステロイド外用剤にて加療を行います。
皮膚腫瘍(できもの:粉瘤、アクロコルドン、脂漏性角化症、ほくろなど)
粉瘤とは皮下で発生する良性腫瘍のことで、アテロームとも呼ばれます。発生のメカニズムは、皮下にまず袋状の構造物が発生します。そこへ皮膚の老廃物が入ってしまうことで腫瘍(粉瘤)が形成されます。
好発部位は、背中、耳の後ろですが全身のどこに出来てもおかしくありません。大きさは直径約数㎜~数㎝程度が大半で、色は皮膚と同色ですが、腫瘍が半ドーム状の形をしており、その中心には黒点がみられます。自覚症状はありませんが、細菌に感染すれば炎症が起き、痛みやかゆみ、皮膚に赤みなどの症状が現れます(炎症性粉瘤)。また粉瘤の見た目が気になり、指などで強く粉瘤を押すと、悪臭と共にドロドロとした物質が出てくるようになります。
治療は、炎症性粉瘤が起きている場合、抗菌薬を使用します。また患部に膿が溜まっていれば、切開して膿を排出します。炎症のない粉瘤に関しては、良性の腫瘍のため、大きくならない限り除去する必要はありません。もし除去を希望される場合は、局所麻酔下での外科的治療や、くり抜き法と呼ばれる簡易な手術療法を行います。
小児皮膚科
子供の皮膚はとてもデリケートです。季節問わず毎日の保湿がとても大切になります。子供に多い水いぼ、とびひ、いぼなどお気軽にご相談ください。
おむつかぶれ
おむつかぶれは、おむつが当たっている部分が赤くなる、ぶつぶつができる、ただれるといった症状がみられる接触皮膚炎の一つでどんな赤ちゃんにも起こりうる症状です。
原因は、おしっこ・うんち、摩擦、汗・蒸れなど様々です。赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、「擦らない、汚れは洗い流す、保湿をする」が大切です。対処方法に困った際はいつでも相談して下さい。
いぼ
いぼは、尋常性疣贅が正式名称でヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)による感染症です。指は足の裏の多く見られ、最初は平らで小さくても徐々に盛り上がり拡大していきます。 治療は、基本的に1、2週おきに液体窒素による冷凍凝固処置を行い、改善するまで通院が必要になります。
とびひ
とびひは伝染性膿痂疹が正式名称の皮膚疾患のことで、痂疲性膿痂疹と水疱性膿痂疹の2種類があります。一般的には、乳幼児に発症しやすく、全身に水ぶくれ(水疱)が次々と発生する水疱性膿痂疹のことをとびひと言います。
この場合、原因菌は黄色ブドウ球菌が多く,あせもや虫刺されなどのかゆみに耐えきれずに皮膚を掻き壊し、傷口に菌が入り込むことで感染・発症します。主な症状は水ぶくれで、かゆみを伴います。なお、菌が詰まった水疱は破れやすいため、他の部位や人に着くなどして感染は瞬く間に広がってしまいます。その様子が飛び火に似ていることから「とびひ」と呼ばれています。
主な症状ですが、水ぶくれ、びらん、やがてかさぶたを形成します。このかさぶたが剥がれると完治となります。ちなみに治癒するまでに1週間程度かかるようになります。
水いぼ
伝染性軟属腫ウイルスが原因で、5〜6歳の子供に多くみられる疾患です。人からの直接接触や、プールなどでうつる事が多いと言われています。また、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の方が罹患しやすく、かきこわして拡大する可能性もあります。
免疫を獲得すると自然に治る場合もありますが、当院では湿疹治療と並行して水いぼの治療も行っています。
治療は、ペンレステープ(表面麻酔)をお渡しし、痛みなく取ることをお勧めしています。
医療機器
紫外線治療機器(エキシマライト)
- こんなお悩みに対応
- アトピー性皮膚炎
- 円形脱毛症
- 尋常性乾癬
- 尋常性白斑
- 掌せき膿疱症
顕微鏡
液体窒素噴射機器(クライオプロ)
美容皮膚科
Menu
カウンセリング料金
美容皮膚科の診療では、カウンセリング料として以下の料金を頂戴いたします。
初診料 | 2,200円 |
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再診療 | 1,100円 |
男性型脱毛(AGA)治療
男性の脱毛は、日本人男性の4人に1人が罹患していると言われています。遺伝や男性ホルモンの影響などが原因と考えられています。
当院では、「飲む薄毛治療薬」(デュタステリド)が処方できます。これらの成分は、2010日本皮膚科学会が発表したガイドラインで最高評価を得ています。
デュタステリド(内服薬) 30日分 | 6,980円 |
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肝斑内服セット
肝斑内服セット (3剤の場合:トラネキサム酸,L-システイン,ビタミンC) |
2,890円 |
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帯状疱疹ワクチン
不活化ワクチン「シングリックス®」 | 22,000円 |
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乾燥弱毒性水痘ワクチン「ビケン®」 | 9,800円 |
販売品
料金は全て税込みです。
ゼオスキンヘルス(ドクターズコスメ)
ゼオスキンの製品は、肌を美しく改善する為に有効な成分を高濃度含んでおります。医療機器でのみ取り扱いが許されており、購入には医師の診察が必要になります。
詳しくはこちら をご覧ください。
エラスリフト
低分子エラスチン・ペプチドコラーゲンサプリです。
エラスリフト | 5,500円 |
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DRX AD パーフェクトバリア&ボディミルク
DRX AD パーフェクトバリア&ボディミルク | 1,980円 |
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DRXアゼライン酸クリーム
ニキビ、酒さの治療薬です。
DRXアゼライン酸クリーム | 1,980円 |
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ハイドロキノン4%クリーム
ハイドロキノン4%クリーム | 2,750円 |
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トレチノイン
トレチノイン(各濃度) | 2,500〜3,500円 |
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